イスタンブルーイズミル間7時間に短縮—最も安全で快適なのは特急9月6日号
2007年03月12日付 Yeni Safak 紙
史上最高に安全で、快適で、速い鉄道路線が登場した。2月21日に運行を開始した特急9月6日号はイスタンブル-イズミル間の移動を容易にした。İDO(イスタンブル海上バス会社)と協定を結んだTCDD(トルコ共和国国営鉄道;以下は国鉄)は、上記二大主要都市間の移動時間を7時間に縮めた。こうして、バスより一時間速く、快適に二都市間を移動できることとなった鉄道利用者は非常に満足しているという。
■イェニカプ(イスタンブル)―チーリ(イズミル)間を7時間で
イスタンブルからイズミルに移動したい場合、チケット一枚のみを持って朝7時にイスタンブルのイェニカプ港からバンドゥルマ行きのフェリーボートに乗ることになる。2時間後にはバンドゥルマに到着し、港からすぐの駅で鉄道に乗り換え、5時間後にイズミルのチーリに到着する。また、イズミルからイスタンブルへの移動は、チーリ発の「特急9月6日号」へ乗り、5時間後にバンドゥルマ、そこからフェリーに乗ることになる。遅くとも22:30イェニカプ港着である。
■自動停止装置搭載
国鉄は、以前起こったアンカラ―イスタンブル間鉄道事故の際の批判を考慮し、また(バンドゥルマーイズミル間の線路改善作業後に)中東工科大学(ODTU)とスレイマン・デミレル大学からそれぞれ調査報告書を受けて、安全のために手を尽くした。最高速度120kmに達する車両で、対向列車を感知して作動する自動停止装置ATSや、トルコ人技術者の手によって機能向上された自動指令システムが搭載されている。
■乗車客は満足
乗車客は、特急9月6日号の快適さ、速さ、サービスの良さに賞賛を惜しまなかった。また、電車ゆれがあると言われていたことも誤りであるという。電車技師アフメト・トゥーラル氏は、グラスに入った紅茶を使ったゆれのテストで、最高速度でもこれをクリアーしたことによって、噂を否定することができた。
運行開始の際に報道関係者と国鉄当局者が同乗したことは、特急乗務員を鼓舞した。
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( 翻訳者:堀ノ内夏子 )
( 記事ID:10383 )