南東アナトリア前線の軍事作戦再開―兵士の休暇は取り消しに
2007年03月18日付 Zaman 紙
冬の間カンディル山にこもっていたテロリストたちがトルコへの潜入活動を開始したことに対し、トルコ軍は大規模な軍事作戦を開始した。治安部隊はシュルナク、ハッキャーリ、スィイルト、トゥンジェリ、ディヤルバクル郊外における軍事作戦に重点を置いており、部隊には3ヶ月間休暇取り消しの命令が出された。
イラク北部のハフタニン、シナフト、ピルベラ区域のテロリストキャンプに対面するシュルナクのシェノバ、バルヴェレン、アンダチ村付近では、特殊部隊が配置された。これら区域の部隊を強化するために派遣された大隊や旅団なども、次々と配置についている。
ボル山特殊旅団はシュルナク近辺のイキズジェ区域に配置された。基地周辺の安全確保のため、周囲には感熱カメラを装備したタンク車が設置されている。カイセリから派遣された部隊はチュクルジャ郡に配置され、イラク国境へは戦車、大砲、装甲車、物資などの輸送が行われている。ディヤルバクルの第二航空戦術指令本部から飛び立った戦闘機は、昨日(17日)の朝、国境線付近を監視飛行した。
■ 装甲車の輸送続く
国境区域で予定されている大規模な軍事作戦を前に、周辺地域への部隊や装甲車の輸送が続けられている。ガズィアンテプ、シャンルウルファ、ディヤルバクルを経た軍隊や装甲車は、列車によってヌサイビンへ、さらにそこから陸路でシュルナクの内地および国境区域へ派遣されるという。イラク国境にあるシュルナクのスィロピ、ウルデレ、ベイトゥッシェバップ郡などの郊外には武装支援のため軍隊が派遣された。また、最前線区域には特殊部隊が配置されている。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:10429 )