トルコ語のインターネットアドレスに高い関心よせられる
2007年03月29日付 Yeni Safak 紙

トルコ語の特殊文字を用いたインターネットのアドレスをウェブ上で取得しようとする人の数が爆発的に増えている。 ğ, ı, ü, ş, ö, ç の文字を使ったインターネットアドレスの登録があらゆる方面から大きな関心を呼んでいる。

 中東工科大学のドメイン管理局が少し前に始めた事業でトルコ語の特殊文字を使ったインターネットアドレス登録件数が8000件近くに達した。宗務局のアドレスを含む多数の公共機関や、ラフミ・コチ、スナ・クラチ、ジェム・ユルマズ、ユルドゥズ・ティルベのような有名人もトルコ語の特殊文字が使われたインターネットアドレスを登録している。

 ドメイン管理局が個人や法人に対して12月に始めた ğ, ı, ü, ş, ö, ç の文字を含むトルコ語の特殊文字を使ったインターネットアドレスの登録が拡大している。

 ドメイン管理局が登録したtrドメインのインターネットアドレスの件数は12万件に上る一方で、このうち約8千件がトルコ語文字を用いたインターネットアドレスだ。この事業が関心を集めたことで、トルコ語特殊文字を使ったtrドメインのインターネットアドレスの件数は、全登録アドレスの6%に達した。

■早い者勝ち

 トルコ語の特殊文字を含むアドレスの登録についてドメイン管理局は、すでにtrドメインアドレスを登録している人たちを対象に、3月初頭まで申請する権利を認めていた。

 この申請の際、ドメイン管理局はすでに受け取っていた文書をもとに新たな書類を求めることなくトルコ語文字を含んだ新たなインターネットアドレスを割り当てた。2007年3月4日以降のトルコ語文字を含むインターネットアドレスの要望に対しては、「早いもの勝ち」の原理で割り当てが開始された。

 トルコ語の特殊文字を含むインターネットアドレス申請の際、 com.tr や org.tr といった書類手続きを経て割り当てられているドメインについては、権利者であることを証明する文書が求められる。
 しかし、 web.tr や gen.tr のような公式書類なしに割り当てられるインターネットアドレスについては、「早い者勝ち」で申請する個人や団体に割り当てられる。

■アナトリア通信社もトルコ語文字で

 トルコ語のインターネットアドレスを、中東工科大学のドメイン管理局に登録した公的機関のなかには、アナトリア通信社、一部の大学、文化観光省、保健省、自営業者年金公社、行政裁判所、会計検査院、大学入試センター、入学者選考・配置センター(ÖSYM)、ラジオ・テレビ高等評議会(RTÜK)、関税局、トルコ電力株式会社(TEDAŞ)、テレコミュニケーション機構、イスタンブルガス株式会社(İGDAŞ)、そして一部の宗務局がある。

 トルコ実業家協会(TÜSİAD)などの協会のほか、さまざまな分野で多数の企業や銀行が、ヴァーチャル世界でトルコ語インターネットアドレスを得る一方で、ジェム・ユルマズ、マフフィ・エイルメズ、ラフミ・コチ、スナ・クラチ、そしてユルドゥズ・ティルベといった有名人たちもトルコ文字が含まれるインターネットアドレスを登録した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:佐藤淳也 )
( 記事ID:10515 )