アフメト・メテ・ウシュカラ教授は、アタキョイ・ベシンジ・クスム・モスクでの金曜礼拝の前に、地震について市民にレクチャーをした。
カンディッリ観測所のアフメト・メテ・ウシュクアラ前所長は6日、アタキョイ・ベシンジ・クスム・モスクで実施された「防災と社会の連帯」というプロジェクトの一環として、金曜礼拝の前に、説教壇(の前)に備え付けられた教壇から信者に対して地震に関するレクチャーを行った。
■プロジェクターでプレゼンテーション
この催しは、赤新月社総局、ならびにイスタンブル県宗務局の共催で実施された。ウシュカラ教授のほかに、赤新月社のテキン・キュチュクアリ理事長、イスタンブル県のムフティーであるムスタファ・チャウルジュ氏も参加した。
ウシュカラ教授は、「我々は地震からくる危険をどうやって軽減させたらよいのか」と題した短いプレゼンテーションを行い、地震が起こった際にしなければならないことについて、プロジェクターを使いながら説明した。同教授は、モスクにいるときに地震が起こった場合、信者がどのように行動すべきかを具体的に示し、その説明した内容を信者たちがその場で実際にやってみるように指示した。
その後、建築構造に関する知識、建物以外からくる危険の軽減、地震時に正しく行動する習慣、そして義務付けられている地震保険について説明をした。
ウシュカラ教授はこれまでに何度も金曜礼拝に行ったが、今回ほど自分自身にとって重要な金曜礼拝はないと強調し、次のように続けた。
「(我々の行っている)プロジェクトの枠内で提供された情報は、皆さんの家族に伝えられ、そして家族の方々の地震に対する意識も高まることでしょう」
同教授は、モスクで地震にあう可能性もあるといい、説明した内容が役立つとよいと思うと述べた。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
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