宗務庁長官補佐シェヴキ・アイドゥン教授は、コーラン学校に通う生徒層の変化について、「生徒の約95%を女性が占めている」と論じた。
宗務庁長官補佐シェヴキ・アイドゥン教授は、コーラン学校に通う生徒の約95%を女性が占めていることを明言し,「この状況はコーラン学校や教育機関の歴史において前例がない」と述べた。
アイドゥン氏は、『ディヤーネット』誌の4月号において「コーラン学校と女性」という記事を書き、学校における女生徒数の増加について触れた。またアイドゥン氏は近年コーラン学校で今までなかったような現象が見受けられると述べ、生徒層の変化によって教授法も変わることになるだろうと語った。
家族問題を解決する
アイドゥン氏は、コーラン学校の約95%を女性が占めていることを述べ、女の子は学校に行かせてもらえず、差別されていること、この状況がとりわけ女性、広い目で見るなら家族に関わる様々な問題の原因となっていることを強調した。アイドゥン氏はこれらの問題を解決すべきであり、女性のコーラン学校で学びたいという強い要求が、女性や家族の問題解決に貢献できることを述べ、コーラン学校で学ぶことは女性の社会化をももたらしうると発言した。
アイドゥン氏は、社会の中で女性が無学のまま取り残されていること、才能を発揮することが阻害されていること、にもかかわらず子供の教育がこうした女性に任されていることを強調し、コーラン学校に通う女生徒の啓蒙し、結果として家族や周囲の人をも啓蒙するだろうと述べた。
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( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:10634 )