デニズリでスカーフをかぶった少女らのコーラス
2007年04月18日付 Milliyet 紙

イスラームの宗教行事でデニズリ県副知事ムスタファ・ギュネイ氏、「世界は預言者ムハンマドのような指導者を求めている。預言者の不在は我々に深い喪失感を与えている。」と話した。

 デニズリ県宗務局とAKP(公正発展党)の構成する市当局により、市庁舎前でムハンマド誕生祭が開催された。催しでは小学生らがイマームに指揮されコーラスで聖歌を唄い、上演された劇ではアッラーの唯一性が描かれた。女子学生らは頭にスカーフを着用していた。催しを観賞したムスタファ・ギュネイ副知事は「世界は聖ムハンマドのような指導者を求めている」と発言した。
 
 ギュネイ副知事は、21世紀になってもなお預言者ムハンマドの不在が深い喪失感を与える、と述べた。さらに、「パレスチナやイラクでの流血は止めなければならない。世界は平和を求めている。世界は預言者ムハンマドのような指導者を求めている。預言者の不在に喪失感を感じている」と話した。

 ギュネイ副知事の他、ハリル・イブラヒム・エルテキン副知事、オスマン・ゾラン市長代理、メフメト・キョセ宗務局長らも催しを観賞した。ベレケトリ〔「豊かな」の意〕町小学校の学生らで構成されたコーラス隊は、ベレケトリ・モスクのイマームであるハサン・コチの指揮で聖歌を唄った。劇「四つ頭の怪物」も上演された。

 劇で学生らはアッラーの唯一性を訴え、祈りを捧げながら悪者を代表する四つ頭の怪物を倒し、観客の拍手を受けた。コーラスと劇を指揮したコチは、モスクへコーラン学校のためやって来る学生らとともに「豊かな愛」「平和の聖歌」というコーラス隊を結成し、また誕生祭のため劇も準備したことを述べた。しかし、誕生祭のプログラムにおいて劇で演じる子供達は「ベレケトリ小学校の学生」として紹介された。また、以前の誕生祭ではこのようなプログラムは行われていなかったことが明らかにされた。

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( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:10672 )