イスタンブル市、8296000本のチューリップを植える -本当に必要?
2007年04月18日付 Hurriyet 紙

イスタンブル市は、今年合計して829万6000本のチューリップをイスタンブル市へ植えた。このために費やした金額は229万6000新トルコ・リラ〔約2億200万円〕にも上る。

イスタンブル市は、2005年に60万本のチューリップを植えた。翌2006年にはこの数は350万本に跳ね上がった。今年、特に市の中心部へ合計して82種類829万6000本のチューリップが植えられた。これらのチューリップのうち120万本は予定よりも早く開花してしまった。これから開花するチューリップはまだ700万本ある。これらのチューリップの購入と植え付けでかかった費用は213万6144新トルコ・リラ〔約1億8800万円〕にも及ぶことが明らかになった。

チューリップだけではなく、270万本のヒヤシンス、スイセン、ムスカリも市の様々な地区に植えられた。これらも合わせると植えられた球根の数は1100万球にもなる。

現在、イスタンブルでは人々はみなこれらのチューリップに関して議論している。最も議論される問題は、先日マンホールの蓋がなかったために下水道へ落下し、流されて窒息死した5歳のディララちゃんのことだ。「イスタンブル市には、マンホールの蓋がないせいで下水道に落ちて子供たちは命を落としている。このような重大な問題が存在する一方で、イスタンブル市は莫大な金額を費やしチューリップを植えている。市議会はどうやってこんな決定を下したのか。」

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( 翻訳者:大田垣綾子 )
( 記事ID:10673 )