ガソリンの配給実施時期、いまだ確定せず:政府報道官が明かす
2007年04月18日付 E'temad-e Melli 紙

 ゴラーム・ホセイン・エルハーム政府報道官は火曜日、新年に入ってから初めて行われた内外記者団との会見で、議論を呼んでいるガソリン及びインフレ問題についての国会の姿勢を暗に批判し、「国会には、政府の施策と協調しようとの姿勢が見られない」と述べた。

 昨日の会見で、政府報道官はまた、メディア関係者を前に、「すでに述べたように、政府は政策に変更が生じない限り、法の執行という自らの義務を遂行するだけである」とも述べた。

 このようにしてガソリン問題を批判した政府報道官は、さらに「法を厳格に執行することが、政府に課せられた義務である。政府は現在、ガソリンの配給制実施に向けた作業を進めているところである」とした。

 政府報道官はまた、「現在のところ、ガソリン配給制の実施時期は確定していない」とも述べた。報道官は、ガソリンの配給化に対する政府の姿勢について、政府が目的としているのは、ガソリンの賢明かつ正しい消費・利用のあり方を整えることであると指摘し、さらに「ガソリンという商品の現在の利用のあり方は、イスラームにも経済にも則っていない」と言明、その上でガソリン消費の合理化の必要性を訴えた。

 同政府報道官はまた、政府は国会が定めた法律に基づき、ガソリン配給用のスマートカードの配給へ向け、作業を進めているとした上で、「政府は関係機関に対し、作業を迅速化するよう求めている」とした。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:10685 )