マラトゥヤ・キリスト教改宗者殺人事件の被害者葬儀、親族参加せず
2007年04月22日付 Yeni Safak 紙

マラトゥヤにある出版社に対する襲撃で殺害されたネジャティ・アイドゥンさんの遺体は、キリスト教の伝統に則ってイズミルのブジャ・プロテスタント教会で葬儀がいとなまれた後、埋葬された。マラトゥヤにある出版社に対する襲撃で殺害されたネジャティ・アイドゥンさんの家族は、イズミルで行われた葬儀に参列しなかった。家族は、葬儀がキリスト教のしきたりに沿って行われたために、葬儀に参列しないことを決めたと話した。弟であるネジャティ・アイドゥンさんの葬儀を自分たちで行えなかったことは、遺憾であると述べた姉のゼイネプ・ビンギョルさんは、「もし弟の葬儀を私たちがしてあげられたのなら、私たちは自分たちの信仰に基づいた葬儀をしただろう。しかしそうはできなかった、法律では彼の妻が執り行うようになっているのだ。私たちの信仰とは相反するために、このような形での葬儀に参列することはできない。」と話した。ネジャティ・アイドゥンさんを殺害したとされる容疑者が、弟を殺害したのではないと主張するビンギョルさんは、この殺人の背後には別の力が存在すると強調し、この事件について国家によるさらなる調査が行われることを望んだ。ビンギョルさんは「弟を殺害したと考えられている人の服に血痕を見ましたか?私は見ていません。このようなことは不可能である。だから、彼らが弟を殺害したとは思わないのです。私は、会社の内部の人が殺害したと考えている。」と話した。

私はイスラム教徒である、と言った。

ネジャティ・アイドゥンさんが結婚した後、家族との関係を完全に断ってしまったと話すビンギョルさんは、弟に対して何らかの圧力があったと主張し、『私は、弟が改宗したために怒った。昨年母の葬式に彼がやってきた時に、私は再度怒りをあらわにした。彼も私に「お姉さん、何故僕に怒っているのですか」と言った。私も彼に「お前は私たちを残して、いってしまった。そして改宗をした。だから怒っているのだ。」と言った。これに対して弟は私に「お姉さん、私は敬虔なムスリムですよ」といった。「じゃあ何故、宣教師をしているの」と私が尋ねると彼は答えなかった。彼にはなんらかの圧力がかかっていたと考えている。彼が母の葬儀に来た際、私たちの知らない男が彼のそばにいて、ずっとついて回っていた、ついて回るのをやめなかった』と話した。

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( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:10699 )