ラーリージャーニー書記、スィースターニー師と会談
2007年05月02日付 E'temad-e Melli 紙

【エッテマーデ・メッリー】イランのアリー・ラーリージャーニー国家安全保障最高評議会書記は先日、聖地ナジャフにおいて大アーヤトッラー・アリー・スィースターニー師と会談した。アタバート〔シーア派四大聖地〕参詣後、この高位のマルジャエ・タグリード〔シーア派の最高宗教指導者〕を訪問した同書記は、イラクの最新動向、及びイラクの安定と安全の確立のためにイランが果たしうる重要な役割について師と議論し意見を交わした。

ラーリージャーニー書記はイラクの偉大な宗教指導者の一人であるアーヤトッラー・スィースターニー師と会談したことに喜びを表明し、イラクにおける師の役割は貴重だと述べた。

IRNA(イラン国営通信)によれば、アメリカのコンドリーザ・ライス国務長官がシャルムッ・シャイフ会議でイランのマヌーチェフル・モッタキー外相と会談すると述べた、と一部メディアが報じていることについてある記者が尋ねたところ、同書記は次のように述べた。「メディアの伝えることが全て正しいわけではないのは致し方ない。イラン・イスラーム共和国は、適当と判断すればどんな措置でも取る」。

この会見の後、記者らに囲まれたラーリージャーニー書記は、スンニー派とシーア派の武装勢力に援助しているというイランにかけられた容疑を否定した上で、「これに関する心配は一切ない。アメリカは、イランが引き続きイラクの政治手法を支持していくことをよく知っている」と強調した。

同書記は、イラクで起こっていることの責任はアメリカにあるとし、「イラクで起こっているテロ活動はアメリカの誤った対処とやり方の結果である」と付け加えた。そして「アメリカは、テロリストを送り出す国がいずれもアメリカの友好国であることを知っている」と説明した。

〔後略〕

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら
関連記事(モッタキー外相、イラク情勢会議参加のためシャルムッ・シャイフへ)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:10809 )