農業ジハード省前でエビ養殖業者たちが座り込み
2007年05月02日付 E'temad-e Melli 紙
【カームラーン・マレクプール】エビ養殖業者らの一団が、2日続けて農業ジハード省の建物の前で座り込みを行った。
養殖業者らは、この座り込みに参加した理由として、罰金免除と負債の支払い猶予を求めた要望に対して、答えが得られていないためであるとした。
この座り込みには、唯一の女性参加者もいた。エビ養殖地をチャーバハールのリーパール通り沿いにもつレイダー・ミール=ハーシェミヤーンさんは、さらに「私たちの望みは、30ヶ月、銀行への負債の返済を待ってもらうことです。この産業は、政府の支え無しにはやっていけませんから」と述べる。
彼女は、問題は集団割賦返済での支払いが滞っていることにあるとした上で、次のように強調した。「もし1人だけ分割払いが出来ていない人がいるというのであれば話は別ですが、現在のところ、問題は全ての養殖業者に関わっているのです」。
彼女は、エビ養殖地が当初、農業銀行の支援を受けて作られたという点に触れ、「今、銀行は養殖地を売却しようとしています。でも、もし誰かが〔銀行が売却に出したエビ養殖地を買い取って〕エビ養殖を再び始めるというのであれば、10年間にわたり養殖地で苦労して、経験を積んできたのは、他でもない私たちなんですよ。〔だから、私たちこそエビ養殖に適任のはずです。他人に養殖地を売るなんてことはしないでください〕」と訴えた。
ハーシェミヤーンさんは、エビ養殖業者たちの問題を解決するためには銀行の協力が必要だとし、「私たちは人生の最高の年月を養殖場の傍で過ごしてきました。でも、今はこんなところにいるなんて」とつぶやいた。
(後略)
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( 翻訳者:真塩和也 )
( 記事ID:10837 )