宗務局はこれまでの説明や法判断にも関わらず、宗教的な懸念ゆえに臓器移植が必要な水準に達せられないことを受けて、異なる政策を行うことに決めた。
マルマラ大学で教員をしていた時に臓器を提供した宗務長のバルダクオール氏が、これから行われる式典で、副長官たちにと並んで、参加者である職員たちとともに、今回人々の前で彼らが臓器を提供したということを明らかにすることが分かった。バルダクオール氏は昨日、Vatan紙とHürrıyet紙のインタビューにおいて、「コーランは、“一人の人に命を与えた者は、あたかも全ての人に命を与えたであるかのように、神の祝福を獲得し、素晴らしいことを行なったのである”という章句で、私たちに臓器提供については明白な規則をおいている。臓器提供が宗教的な義務であることをキャンペーンにおいて説明しましょう。宗務長として以下のように申し上げます。臓器を寄付することは重要な行いであり宗教的な務めであり、美徳なのです。」と述べた。
宗務局の条件
宗務局は、「病人の命、あるいは命に関わる器官を救済するために、臓器移植以外に方法がないと医者によって明らかにされること、臓器や器官を提供する人が、この処置が行われている間すでに死んだ状態であること、社会の平安そして秩序が崩されないことを踏まえて臓器提供者健康時においてこれを許可しており、もしくは生きている時にこれに反対する意思表示をしていないという条件と、さらに近親者の同意を得ること、提供する臓器や組織の見返りとして、いかなる形でも料金が支払われないこと」という条件で臓器提供を支持している。
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( 翻訳者:伊藤絵梨奈 )
( 記事ID:10858 )