不労所得による利得の追求は全ての社会問題の根源:大統領、ケルマーンの人々の前で語る
2007年05月03日付 Iran 紙

【政治部】アフマディーネジャード大統領は昨日、第28回目の州訪問としてケルマーン州を訪れた。

IRNAの報道によると、大統領はケルマーン市民の熱烈な歓迎の中、次のように述べた。「今日、機会と利益の公正な配分は政府が掲げるアジェンダであり、政府は国民の下僕として、国民の支持の下、正義を基礎として国政の整備に取り組む所存だ」。

彼は、「正義の実施は、民衆にとって甘美なものだ。しかし常に、自己の権益を主張する者たち、いわゆる上流階級や欲深な者らの一部は正義の実施に反対し、それを自己の利益、存在、名声に対立するものだと考えている」と加えた。

アフマディーネジャード大統領は、「正義の実施にあたって、我々は様々な人々に遭遇する。例えば、経済や政治、文化の領域で自分には法で決められているよりもっと多くの権利があると信じ、その要求が考慮されない場合には、わめきちらして正義の実施に抵抗する輩もいる」と述べた。

大統領は、「不労所得による利得の追求、国庫の悪用、派閥形成、血縁偏重、公共財産への侵害、権力への日和見、人々の高潔さの悪用などは正義に反するものであり、社会に現在ある全ての問題と規範の乱れの根源である」と強調した。

〔後略〕

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( 翻訳者:深澤野絵 )
( 記事ID:10888 )