サルコジ大統領が首相に任命したフランソワ・フィヨン新内閣の司法相に移民系ムスリム女性が就任した。
新内閣人事で最も注目を引いた人物の一人はラシダ・ダチ氏である。フランス史上、移民系として始めて司法相に就任したダチ氏は、アルジェリア人の父とモロッコ人の母を持ち、12人きょうだいで、郊外の低所得者用団地で育った。
1年半前、サルコジ氏に反対して立ち上がった移民へ向けての彼の和解のメッセージを、41歳のムスリム女性大臣は、「サルコジ氏と働きたかったので、彼に書きました。返事はありませんでした。また書きました。やはり返事はなかった。本当に彼と働きたかったのでもう一度書きました。そして今度は、私に返事をくれました」と述べていた。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:10927 )