サッカー・イスタンブルダービーでの乱闘事件でクラブに重い罰
2007年05月20日付 Hurriyet 紙

ガラタサライ-フェネルバフチェの(イスタンブル)ダービーマッチの開始前に始まり、試合後まで収まらなかった暴力事件により、ガラタサライクラブに重い罰金が科される。観客席での事件や座席のピッチへの投げ込み、一部サポーターの観客席への放火、ピッチに投げ込まれた数多くのペットボトルを理由に、ガラタサライは明日サッカー連盟プロサッカー懲罰委員会(PFDK)に送られる。

起こった事件がガラタサライクラブに高くつくことは避けられないとみられる一方で、来シーズンにアリ・サミ・イェンスタジアムで行われる最初の試合、つまり8~9試合が無観客試合になることさえ取りざたされている。ガラタサライクラブに対し重い罰金も科されることが予想されている。

昨日(19日)夜、(スタジアムのある)メジディエキョイで起こった事件に関連してDHA通信に対し自身の見解を示した元PFDKメンバーは「発端が明らかなことから少なくとも5試合処罰される必要がある。通常であればこのような状況ではガラタサライの来期の前半すべてにわたってホームで行われる試合でアリ・サミ・イェンスタジアムは閉鎖されなければならない。これまでこのような事件は起きたことがなかった。大変深刻な状況だ。我々は悲しい思いで見ていた。重い罰が科されるべきだ。なぜならこれは先例となるからだ。これまで前例はない。(同じような事件が起きないよう)この先をふさがなければならない。組織的に行われた事件だ。これほど多くのペットボトルの水が集まったことがそのことを示している。試合の審判は通常であれば、(ピッチの)中に入って出た後に続いた事件であることから試合を中断しなければならなかった。他方でクラブの役員たちにも今節の終了前に声明を出したことから重い罰金が科されなければならない、というのもこの種の事件が再び起きてはならないからだ。周りを挑発する権利は彼らにはない」と語った。

得られた情報によれば、観客席で起こった事件が調査されたのち、少なくとも4試合を無観客で行う罰が科されるとみられているガラタサライが、見苦しくひどい世間へのアピールのためにさらに1試合無観客試合の罰を受けるだろうと伝えられた。これとならんでガラタサライが少なくとも合計20万新トルコリラ(約1820万円)の罰金を科される見通しであることも明らかにされた。

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( 翻訳者:穐山 昌弘 )
( 記事ID:10937 )