フェネルバフチェはリーグ最終戦で、歓喜に沸くサポーター達の応援を受け素晴らしい試合をし、アンカラギュジュを3対1で破った。
フェネルバフチェは、リーグ優勝を2週間前にイズミルで行なわれた、トラブゾンスポルとの試合で決めていたのだが、今回の(正式に)優勝を勝ち得る対戦に、理想的な11人の選手とともにまず現れた。累積警告のため出場できないルガーノにかわり、ジャンを起用したジーコ監督は、週の初めに出場を志願したリュシュトゥ(GK)をベンチ入りメンバーにも入れなかった。
両チームとも非常にリラックスした中でプレーをしたこの試合で、前半で観客があまりにも盛り上がりすぎ、試合の妨げとなり、フェネルバフチェは大量得点のチャンスがあったにもかかわらず、0対1とリードされ前半を終えた。
シーズンを通して、無駄なロングシュートや無理やりボールを奪ったとしてファールを取られていたウミトは、今回の最終戦ではあらゆるプレーが賞賛され、さらに1ゴールを奪い、チームメイトたちの肩に乗りピッチを後にした。
グスタボ(アンカラギュジュ)が前半35分にヘディングでゴールを決め、アンカラギュジュが先制したこの試合では、ウミト(フェネルバフチェ)が後半55分に同じようにヘディングでゴールを決め、同点に追いついた。
試合開始からまるで「ウミト・オザトの記念試合」のような雰囲気の中、さしかかった後半58分にジーコ監督はウミトを(ウウルに)交代させた。チームメイトたちはベンチに戻るウミトを、ピッチ脇まで肩に乗せ運んだ。
その後ケズマン(フェネルバフチェ)は、アンカラギュジュのゴールキーパーのセルカンとの一対一の局面でキーパーをかわし、非常に難しい体勢からシュートを放ちボールをゴールネットに突き刺し、2対1とフェネルバフチェが逆転した。
後半、サポーターの後押しを受けて、素晴らしいサッカーをしたフェネルバフチェは、トゥンジャイ(フェネルバフチェ)のスーパープレイで3点目を奪った。トゥンジャイがケズマンにパスを出し、ケズマンがゴールキーパーを抜き、フェネルバフチェは後半81分に3点目を奪った。
■私は涙し、そして去っていく!
1.FCケルン(ドイツブンデスリーガ)との契約が決まったキャプテンのウミト・オザトは、最後となったフェネルバフチェのユニフォームを着て、涙と供に優勝カップを高く掲げた。サポーター達にはゴールで別れの挨拶をした。黄色と紺(フェネルバフチェのチームカラー)をまとった選手(ウミト)は、チームメイトたちの肩に乗りピッチを出た。サポーター達はと言えば、「我々サポーターはあなたを誇りに思う」とコールを送った。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:丹羽貴弥 )
( 記事ID:10994 )