アッバース・アサドッラヒー映画・視聴覚製品違法複製・配布撲滅本部事務局長は、映画『ベール』(訳注)の違法CD回収のための当本部の活動について以下のように述べた。「治安警察部隊の協力の下、我々はこの数日いくつかの作戦で、『ベール』のコピーCDを回収する措置を取った。この違法CDの取り締まりは、直ちに関係当局による法的(処分の)段階に入る」。
同事務局長はさらに、「本映画の大量製造について、事情に詳しい利害関係者から情報を提供されたならば、我々は確実にこの件を真剣に追及し、違反者に対して法的な処分を行う」と述べた。
(中略)
アサドッラヒー事務局長はまた、「映画の著作権所有者は疑いなくこの件の被害者となるため、これには関係機関、特に立法機関と司法権が対処せねばならない」と指摘した。
同事務局長は最後に、「この問題に関しては専門家による会議やゼミナールの開催が有効かもしれないが、確実な結果が得られるのは、すべての機関が自らの義務を果たし、諜報・治安機関が、映画と文化をターゲットにしたこれらの活動拠点及びネットワークの摘発に努力を傾けるときだ」と述べた。
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(訳注)
映画『ベール(neghab)』(以前のタイトルは『ポーカー』、その後『チェス』)
監督:カーゼム・ラーストゴフタール
製作年:2004年
あらすじ:ドバイのとある通りで、裕福なイラン人商人の娘、ネガールとレストラン経営者のカームラーンが出会い、結婚まで行き着くが、次第にネガールに対するカームラーンの態度が変わり、これによる不仲がもとで、ネガールはカームラーンの友人で共同経営者のニーマーに親近感を抱く。その結果…
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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:11044 )