「イマームハティーブ学校以外の学校は、売春と麻薬の巣」発言
2007年06月03日付 Hurriyet 紙
アンタリヤ・イマーム・ハティーブ高校卒業生組合が企画した「同窓会」で、イマーム・ハティーブ高校(IHL)卒業生・職員組合の元会長のイブラヒム・ソルマズ氏が演説を行い、「他の学校では売春が行なわれており、麻薬も存在する。我らの高校ではこれらはない。今日、IHLに子供を送っている人も、そこで学ぶ若者たちも、それぞれが英雄である」と述べた。
アンタリヤ・イマーム・ハティーブ高校卒業生組合が企画した「同窓会」で、イマーム・ハティーブ高校卒業生・職員組合の元会長のイブラヒム・ソルマズ氏が演説を行い、「他の学校では売春が行なわれており、麻薬も存在する。我らの高校ではこれらはない。今日、IHLに子供を送っている人も、そこで学ぶ若者たちも、それぞれが英雄である」と述べた。
同組合が5月27日日曜日に校庭で行なった「同窓会」に、トルコにあるイマーム・ハティーブ高校の卒業生と職員が一堂に会した。「同窓会」で行われた演説は、同組合の公式サイト、「onder.org.tr」に掲載された。組合の元会長であるイブラヒム・ソルマズ氏はここで行った演説で、「他の学校には売春があり、麻薬もある。我らの高校にはこういったものはない。イマーム・ハティーブ高校は、国民の真の顔を映しており、国民は全ての学校がIHLのレベルにあることを望んでいる。今日IHLに子供を送っている人も、そこで学ぶ若者たちも、それぞれが英雄である」と述べた。
■「私たちは一体となる」
「同窓会」には、校長のアリ・オゼルテン氏も参加した。その場でアンタリヤ・イマーム・ハティーブ高校卒業生組合の会長で、弁護士のルザー・シュメル氏は、学校が1956年から今まで1万人の卒業生を出したと述べ、「私たちの目標は、この卒業生たちを一堂に集め、ひとつの心でまとめることである。神が許可してくださるなら、この目標に近いうちに到達ができるだろう」と語った。「同窓会」では、軍楽隊による演奏も行なわれ、「ミニック・ドゥアー(祈り)・グループ」も音楽を披露した。
教育科学就業者組合Egitim-Isアンタリヤ支部長のイブラヒム・ダシュ氏は、問題の声明がトルコの1500万の学生とその家族、そして教師たちに対する侮辱であり、礼を失するものである、と述べた。ダシュ氏は、学校関係の組合代表者が、人々を傷つける声明をおこなったことに憤っているとし、「こういった声明は社会を争いの只中に引きずり込む。学校が売春の巣窟であるかのような声明を行なう者は、学生・保護者そして教師に謝罪すべきである」と述べた。
教育科学職員組合Egitim-Senアンタリヤ支部長のカーディル・ゼイベク氏はというと、問題となっている声明を行なった者ではなく、行なわせた者を問い詰める必要があると述べた。ゼイベク氏は、「イマーム・ハティーブ高校以外の学校を貶める働きかけを認めることはできない。いったい誰がやったのだ?何の権利があって、このような発言ができるのだ?国民教育省に属する学校でこのような声明が、なんとも大胆に行なわれている。この時代錯誤の働きかけを、社会はよく認識すべきである」と述べた。
ゼイベク氏は、問題の行動と発言がアンタリヤ・イマーム・ハティーブ高校の校庭で行なわれたことを明らかにし、「これに関連して国民教育省は何をするのか、興味深い」と述べた。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:11058 )