カイロ地下鉄3号線の車両事業をめぐって競争入札
2007年05月19日付 Al-Ahram 紙

■国際的企業3社がカイロ地下網の3号線建設をめぐって競争入札
■第一期では車両の20%を国内で製造

2007年05月19日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 アタバとアッバースィーヤを結ぶ全長4.3kmのカイロ地下鉄3号線の第一期車両事業について、これで最後となる5番目の特定JVの地位を得るために価格提示を行った国際的企業3社の開札が今月中に行われる。

カイロ地下鉄公団のサアド・シャッハータ総裁は本紙記者マフムード・ダーウードに対し、「公団が設定した条件に従い、車両の国内製造率が20%を下回ることなないだろう。製造はエジプト鉄道備品製造工場(SIMAF)で行われる予定」だと語った。

 JV(共同企業体)の地位をめぐって国際的企業4社が価格提示を行い、そのうち技術的用件を満たした日本の三菱、フランスのAlstom、スペインのKAFの3社の入札書が開札される。

 またサアド総裁は公団を管轄する運輸省が、地下鉄3号線第一期の国外受注分に資金提供するための2億ユーロに上るフランス政府からの簡易借款の保証措置を始めたことを明らかにした。この資金は第一期工事を獲得したフランス-エジプト企業連合との契約に署名した4つの特定JVに対して支払われる。

さらに総裁は、車両事業における5番目のJVをフランス企業が勝ち取った場合、フランス政府からの借款は2億8千万ユーロに増額される見込みであると述べた。

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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:11060 )