クルド地域政府のバルザーニー氏:PKKとの戦闘は認めない
2007年06月08日付 Yeni Safak 紙

イラクのクルド指導者のマスウード・バルザーニ地域政府代表とジャラール・タラバーニー大統領は昨日、サラーハッディーン市で会合を行なった。会合の後、会見を行なったバルザーニ代表は、テロ組織クルド労働者党(PKK)に関する問題が、話し合いによって解決されることを望んでいると強調し、仲介者を介した接触について言及した。

バルザーニ代表は、トルコがイラク領内にいるクルド労働者党勢力に向けて軍事行動を開始しようと望んでいるとし、「我々は問題が平和的な方法で解決することを望んでいる。クルド労働者党と闘うことは認めない。イラクへの一切の干渉を望まない」と話した。

タラバーニー大統領も、予想されるトルコの作戦行動に関して「恐らくそんなことはない。干渉がないよう祈っている」と述べた。

アメリカ国務省スポークスマンのトム・ケイシーは、バルザーニ代表がこのように話したことを知らなかったとし、以下のように述べた。「皆さんにいえることは、バルザーニ代表とタラバーニー大統領のふたりが、クルド労働者党との戦闘で、我々(アメリカ)やトルコ政府と共闘することを約束したということです。イラク政府の方針はこうなのです。」

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:11099 )