ギリシャが北イラクのアルビルに領事館を開設する準備を始めているとギリシャ・メディアが報じた。
アテネで発行されているエレフテロティピア紙は、在バグダッドのギリシャ大使、パナヨティス・マクリス氏を代表とするギリシャ人一行が、先般、イラク北部地域政府のネチルヴァン・バルザーニ氏と会談し、公館設置の問題をとりあげたと報じた。
同紙は、マクリス・ギリシャ大使の北イラク訪問が、2006年、北イラク地域政府関係者がアテネを訪問したことに応えたものであるとも述べ、昨年行われたアテネ訪問でも、北イラク政府がアテネに在外公館を設置することについて話し合われたという。
この一方で、エレフテロティピア紙は、ギリシャ正教会も北イラクでいくつかの活動をしていると報じた。
その報道では、3月に北イラクを訪問したギリシャ正教会の上層部が、今後またイラクに行くことを明らかにし、学校、孤児院、診療所の新設といった活動をすると述べられている。さらに「クルド国会の招待をうけて、ギリシャの国会議員一行が北イラクを訪問することも考えられている」と報じている。
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( 翻訳者:山下王世 )
( 記事ID:11108 )