偽診断書提出者の中から、6人のPKK関係者見つかる
2007年06月21日付 Zaman 紙

アンカラで、軍に入隊したくない者にお金を見返りとして怪しい診断書を作成していた一味が、偽の診断書を提供した人物らのうち6人がクルド労働者党(PKK)党員であることが明らかとなった。

偽診断書を作成したとして刑務所に収容された容疑者22人のなかには、元海軍大佐、現海軍大佐、3人の下士官もいた。刑務所に収容された容疑者らは怪しい診断書を50000YTL(約47000円)で売ったことが分かった。偽診断書を手にした人の中には何人かのビジネスマンも含まれていたことが明らかになった。
アンカラ県憲兵連隊司令本部とアンカラ・共和国検察局の共同捜査の後、逮捕され刑務所に収監された容疑者が偽の怪しい診断書を用意した人々の中の6人が、PKKテロ組織への支援と隠匿のため有罪となり、また組織に加わり、テロ行為を行ったことが確かになった。偽造の罪を犯したとして逮捕され、刑務所に収容された容疑者らは、その時までに約500人に偽診断書を売ったことが明らかになった。偽の診断書を手にしたこれらの人々に対する調査が行われる一方、テロ組織と関係する他の人物の名前も挙がる可能性があることが明らかになった。機密決定がなされた準備捜査の書類には、偽の診断書を得たPKK党員について逮捕令状が出たことが記録されていた。
準備捜査を実施した関係者は、次のように述べた。「容疑者は5年間お金を見返りに怪しい診断書を売っていた。長期にわたる調査の後、捜査に踏み切った。偽の診断書を提供した者ら一人一人の罪状を明らかにし、法廷に引き出すつもりである。」

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( 翻訳者:三村麻衣 )
( 記事ID:11209 )