ハドソン研究所の会議参加者、本紙ニュースの正しさを認める
2007年06月25日付 Milliyet 紙

ワシントンにあるハドソン研究所という名の保守系のシンクタンクで6月13日に行われ、論争の原因となったトルコのシナリオが取り上げられた会議の参加者のうち、アメリカのリーハイ大学国際関係学科長ヘンリ・バーケイ教授は、24日午前CNNトルコで放送された「ここはワシントン」という名の、ミッリイェト紙ワシントン支局のヤセミン・チョンガル支局長の番組にゲスト出演した。バーケイ教授はその中で、話題となっている会議に参加したことを認め、本紙が伝えた、会議に関するニュースを肯定した。

■「絵空事ではない」

チョンガル支局長は、会議に参加したトルコ国軍の代表者が「北イラクのクルド労働者党(PKK)の指導者たちが選挙前にトルコに引き渡されれば、公正発展党(AKP)に利する」という評価があったとする本紙の記事を「絵空事」と位置づけたトルコ参謀本部の声明に触れ、この声明が直接支局長自身に向けられた批判であったと述べた上で、「あなたがこの会議に参加していたのを知っています。しかし、オフレコの会議記録で把握する限り、あなたは杞憂をお持ちのようですが」と述べた。それに対しバーケイ教授は次のように答えた:

「いいですか、この会議にはいくつかの規則があります、そのため私はこの件に関して何も発言できません。しかしこれ程議論されたのだから、ただ次のことを強調しておきたい;それはヤスミンさん、あなたが書いた記事を読みましたよ、でもそこに事実に反することは見受けられませんでした。これで十分でしょう。」

同番組に出演したトルコ実業家協会のアメリカ駐在代表アブドゥッラー・アクユズ氏も、この会議に関して行われた声明と議論に関して、次のように述べた。「このことは議論を要さない、会議があったのだ、私の情報源も、あなたたち以外の私独自の情報源も同様に、あなた(ヤセミン・チョンガル氏)が書いた通りだった。」

また同番組に出演した新聞記者ジェンギズ・チャンダル氏は、会議に参加した人物から会議で話されたことを聞いたと述べ、「その人物たちも、間違っているとされたことが本当のことであったと述べている」と話した。

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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:11240 )