イスタンブルの人口は1150万人
2007年06月25日付 Zaman 紙

トルコ統計協会が実施した活動でイスタンブルの96%の人口調査が終了した。年来1500万人といわれていた住民は、最終データによれば、1150万人であるのが判明した。

トルコで初めて実施された「居住地に基づいた住民登録システム」が、イスタンブルを除く全県で終了した。責任者は、イスタンブルで調査は今月末に終了すると述べている。

トルコ統計協会が実施した活動でイスタンブルの96%の人口調査が終了した。これによれば、今現在まで1080万人が居住地で調査された。トルコ統計協会イスタンブル管区長のゼキ・ボスタンジュは、「現在、(残り)イスタンブルの8郡の調査が最終段階にあります。イスタンブルの住民は、推計で、1150万人ほどです。この数字に若干の変動はありえます」と述べた。

ボスタンジュ管区長は、居住地に基づいた登録システムでの活動で一部の郡で住民数が低く出ているとの見方に賛同せず、「バクルキョイ、ベシクタシュ、エミニョニュ、カドゥキョイ、シシュリ、アダラル、チャタルジャ、シレのような郡では、住民減少を予想していました。実施したプロジェクション操作でこうした郡の世帯規模、出生・死亡率もとられました。住民数が予想されたよりも遥かに低いという結果は出ていません。一般に予想した結果が明らかとなりました。我々の推計では、イスタンブルの住民は1500万人周辺です」と語った。

居住地に基づいた住民登録システムでの人口調査は、6月21日時点で、ビュユクチェクメジェ、ウムラニエ、バフチェリエヴレリ、ファーティフ、シレ、カドゥキョイ、ウスキュダル郡で終了した。終了した郡では、調査結果が各地区長の事務所に掲載される。ボスタンジュ管区長は、調査結果は法律上60日間掲示されるとし、国民が自身の情報を確かめ、誤りを関係者に知らせねばならない、と伝えた。

また、国民は調査に関わる情報を地区長事務所またはインターネットで確認できるとし、次のように述べた。

「国民の皆さんはトルコ統計協会のインターネット・サイトより居住地に基づいた住民登録システムに入り、国民登録番号を入力し情報を確認できます。このサイトで記載漏れやミスを関係機関に伝え、訂正可能です。調査時に適切な理由がないにも関わらず調査を受けていない方は、処罰の対象となり、2367新トルコリラ(217,450円)の罰金を支払わねばならなくなるでしょう。」

ボスタンジュ管区長は、(コンピュータ・)システムに入ることのできない国民は、関係する住民登録局に赴き登録できると伝え、「国民の皆さんは、関係機関に赴き『自分はこの住所に住んでいる』と必要書類に書き申請すれば、システムに登録できます」と述べた。

また調査時に市と郡庁から支援を受けたとし、こう語った。「関係各位に人員と車両を要請しました。教員のほか一部の郡ではモスク職員、市職員が仕事を引き受けました。彼らがいなければ、この調査はこれほど速やかに進めることはできませんでした。特にウスキュダル、エユプ、スルタンベイリ、ペンディキ、ビュユクチェクメジェ、キュチュクチェクメジェ、カドゥキョイのような郡では沢山の支援を受けました。各郡に設置した事務所、データ入力事務所の場所が提供されました。

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( 翻訳者:清水保尚 )
( 記事ID:11241 )