エジプト政府、商工業上の不正監視に向けた法改正へ
2007年06月25日付 Al-Ahram 紙

■ 市場の需要に応じた就職斡旋企業の設立を政府が検討中
■ ラシード通産相:「商工業上の不正、移動販売、偽造に関する各法律を見直す」

2007年06月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 ラシード・ムハンマド・ラシード通商産業相は、市場の需要に応じた労働機会の提供を担う就職斡旋企業の設立支援を現在政府が検討中であると発表し、労働市場が必要とする専門知識を提供できるよう、各大学と職場との連携が必要であると指摘した。

 アフマド・アル=ワキール会頭率いるアレクサンドリア商工会議所の運営委員会メンバーとの会談の中で同相は、政府が国内通商と市場監視に関する法律改正に向けて5つの法案、すなわち商業帳簿の規格化、50年以上前に公布された商工業上の不正に関する法律、移動販売人、偽造・偽装の防止、重金属鉱山への監視に関する各法案の準備を終えたと述べた。

責任ある筋が本紙のラアファト・アミーン記者に明かした情報によれば、今回の改正には食糧供給・国内通産相が産地不明だったり表示に合致していなかったりする商品の流通を禁止する決定が下せるようになることも含まれており、市場と国内通商を監視するすべての法律に定められた罰則規定の全面的な見直しを伴うという。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:鳥居洋介 )
( 記事ID:11263 )