イスラーム革命防衛隊総司令官:「アメリカはイラクでイランを必要としている」
2007年06月28日付 Hamshahri 紙

【政治部】イスラーム革命防衛隊総司令官は次のように述べた。「アメリカがイラクの治安確保のためにイスラーム共和国を必要としていることは、イスラーム体制の栄光と権力、そしてイスラーム体制が政治的均衡や国際関係において決定的な役割と立場を担っていることを表している。」

セイイェド・ヤフヤー・ラヒーム・サファヴィー総司令官(少将)は、コルデスターン州サナンダジに駐屯する軍の合同朝礼で、「近隣諸国と比べ、イスラーム共和国の地政学的、及び治安・政治情勢は、アメリカにイスラーム共和国の助けを必要とさせるほどだ」と付け加え、「アメリカは実際の意向に反し、イスラーム共和国が、国内の治安が確立しているという理由から、地域の勢力均衡に決定的で影響力を持ち、また地域の安定と治安の維持に影響力を持つ中枢であるという真実を受け入れざるをえないでいる。」と述べた。

サファヴィー総司令官はコルデスターン州の治安が持続していることと、そのために人々が果たしている役割に触れ、こう続けた。「最も純血のイラン人でありアーリア人であるコルデスターンの人々にかんし、我々はこれまで、革命の数々の重要なシーンに使命感を持って参加し、バスィージ(志願兵組織)や治安確保に情熱的に参加する姿以外目にしたことはない。」

同総司令官はコルデスターン州の発展過程が他の国境地域の州よりかなり良好だとし、次のように述べた。「特に第9期政権〔アフマディーネジャード政権〕でできた様々な基盤によって、この州の発展過程は加速した。そしてこの前進と発展は、コルデスターン州、スィースターン・バルーチェスターン州のような国境地域にたいする国家最高指導者の格別の配慮と好意によるものである。」

イスラーム革命防衛隊総司令官は、アーヤトッラー・ハーメネイー閣下が最高指導者になられてから8年〔18年の誤りか〕が経ったことに触れ、「あの方の賢明な方策が、イスラーム国家イランを地域にいる敵どもの反乱から守り、今日、イスラーム国家イランは地域の中でも強力で影響力を持った一国として存在している。」と付け加えた。

サファヴィー総司令官は、発展の最も基本的な土台として、治安の確立で団結することの役割を強調し、次のように述べた。「《国民の団結とイスラームの統一》年における革命防衛隊のスローガンは、この命名の実現に向け防衛・戦闘能力を増強することである。」

革命防衛隊総司令官は、軍が最新の軍装備を整えることと並んで精神面を強化する必要性があることを述べたうえで、治安の確保と維持のため、装備の保持を訴えた。

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( 翻訳者:渡井さぎり )
( 記事ID:11276 )