ギュル外相:北イラクに対する軍事行動の方針決まる 
2007年07月07日付 Yeni Safak 紙

外務大臣と副首相を兼任するアブドゥッラー・ギュルは、NTVに行った説明で、大統領選挙無効の原因となった367票の条件に関する判決では、憲法裁判所は法的原則を軽んじていたが、一昨日(5日)採られた判決でこれを取り消したと述べた。

ギュル外相は、憲法裁判所の判決は彼にとって驚きであったと語り、判決と共に憲法裁判所が「これだけの圧力でもう十分だ」と述べたとして、「生じた出来事に憲法裁判所の構成員も不愉快な思いをしていた。彼らも法律に則して行動することが法廷の威厳を守り、トルコの利益となることに気付いたのだ」と語った。

■国家機密

ギュル外相は、「憲法裁判所はこの判決を全員一致して採ったではない。6対5で下された。サルコジは一致して大統領に選ばれたのか?一致することが条件になれば、いろいろな考えを認める民主主義を語ることはできない」と話し、今後の展開が不明瞭であるとして、法学者らに調査させている、と述べた。

北イラクに対して見込まれている越境軍事行動については、「参謀総本部とこのことでどのような方針をとるか決定した。どのような場合に何が行われるかは決まっている。すべての手順も明らかだ。これらは今は国家機密であり、公表はできない」と述べた。ギュル外相は越境軍事行動のためには議会の承認が必要であることについて、「一日で整う」と言った。

同外相は、大統領候補については、「渇望して行動しているわけではないが、選挙集会に集う人々が、私が候補者であるのが継続しているのを示している」とした。

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:11340 )