ギュル外相、イラク外相と会談
2007年07月15日付 Milliyet 紙

アブドゥッラー・ギュル外務大臣は、イラクのホシャール・ズィバーリー外務大臣に、バグダッド(のイラク)政府が北イラクのクルド労働者党PKKの存在に対し、早急に対処することが必要だと警告した。

ズィバーリー外相の希望により、一昨日(13日)電話会談が行われたことが、イラク外務省によって伝えられた。会談を認めたトルコ外務省幹部は、ギュル外相が次のように警告したと述べた。「イラクの安定は近隣諸国の安定でもある。このためあなたたちもテロとの戦いにおいて自らに関わることを急いでやらねばならない。クルド労働者党が私たちの関係を傷つけるということに目を閉ざさないように。」

また、ギュル外相が会談で、「イラク製の2トンの爆発物が押収された」というイスタンブルで行った説明をズィバーリー外相に繰り返したということも述べられた。

■ 対話の準備はできている

ズィバーリー外相は、対話の準備ができており、3国間ですべての問題が考慮されうるであろうとして、近いうちにバグダッドで会談を行う準備ができているということもギュル外相に伝えた。

イラク外務省の説明によると、ズィバーリー外相はギュル外相に、「イラク政府は、トルコ軍のイラク国境に向けて兵を配置していることに懸念を持っており、これを終わらせることが2国間の信頼感形成に貢献するだろう」と伝えたという。しかしこれは、ギュル外相に近い筋からは確認されていない。

同時に、アメリカ合衆国のロス・ウィルソン在アンカラ大使は、ズィバーリー外相が議題に持ち出したトルコ、アメリカ、イラクがクルド労働者党との対決というテーマで、バグダッドで安全保障の3者会議を行うという提案に支持を表明した。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:11401 )