イスタンブルのダムにおける水量不足が懸念されている。パプチュデレダムに続いてカザンデレダムの水も底をついた。100日分の水が残るイスタンブルでは井戸が掘られている
イスタンブルに水を提供する水源地が次々に涸れ果てていっている。パプチュデレダムに続き、最大で1640万立方メートルの水を貯めるカザンデレダムにおいても水が底をついた。水量が400万立方メートルに減った後に一時水の摂取が停止されたアリベイダムの水量は、200万491立方メートルとさらに減少した。ウストランジャ森林地区の5つの谷で確保される水量も、52万5000立方メートルに減少した。この状況下でイスタンブル上下水道管理部(İSKİ)は、地下水の利用のため井戸を掘る活動を急速に進めている。
イスタンブル上下水道管理部のデータによると、イスタンブルのダムの貯水率は31.53%に減少した。イスタンブルのダム全体で合計2億7200万立方メートルの水が残っており、イスタンブルには毎日約200万立方メートルの水が供給されている。責任者たちは、夏の間に約6000万立方メートルの水が蒸発するであろうと予測している。こうした計算により、イスタンブルに残っている水は約100日分となる。
■ 14の新しい井戸が掘られた
イスタンブル上下水道管理部の責任者たちは、水を得た85ヵ所の井戸に加えて、閉鎖中の6ヵ所を水が出るようにし、さらに8ヵ所に新しい井戸を掘ったと発表した。25ヵ所の井戸に関する入札が行われこれらも近日中に掘られる予定で、14ヵ所の井戸から毎日1万6600立方メートルの水を得られると述べた。さらに以前に85ヵ所の井戸から水を確保している。
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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:11430 )