革命防衛隊総司令官:「革命防衛隊陸軍はバスィージのアーシューラー大隊が加わって強化される」
2007年07月19日付 Iran 紙

【政治部】革命防衛隊総司令官は「将来の戦争は、信仰の力が多神教・不信心の力に相対する場となろう。信仰の力にはどんな武器も、原子爆弾でさえも対抗できぬ。信仰と帰依の力、そして聖戦は神のためのものである」と述べた。

 ISNA(イラン学生通信)の報道によると、セイイェド・ヤフヤー・サファヴィー・イスラーム革命防衛隊総司令官(少将)は、革命防衛隊の陸軍司令官、統合参謀副長官、その他の司令官らとともに、革命防衛隊の部隊を視察し、その準備具合を調査するためケルマーン州を訪れ、サーロッラー41機械化師団の朝礼で、「革命防衛隊の力の基礎は陸軍にあり、陸軍の力の基礎はその戦闘部隊にある」と付け加えた。

 同総司令官は、非対称型の戦争で役目を果たすため、部隊の準備を保ち、近代的な武器を装備し、新しい戦術を習得することの必要性を強調し、次のように述べた。「革命防衛隊陸軍の新たなドクトリンでは、本軍の組織部隊である師団と旅団は、バスィージ(志願兵組織)のアーシューラー大隊が加わって強化が図られることになっている」。

 続いてサファヴィー総司令官は、防衛、治安、さらに救援と建設の各任務について、次のように説明した。「防衛面では、南方と東方からの国土侵入はいかなるものであれ、サーロッラー41師団及びサルマーン110旅団に打ち破られることになろう。治安面では、師団と同師団の指揮下にある部隊が特殊な状況の際に南東地域の治安を完全に確立するよう備えている」。

 同総司令官はまた、地域及び世界が不信と不安、不確実性の状況の中にあると述べたうえで、中東地域で起こっていることの複雑さに触れ、「アメリカのイラク及びアフガニスタン遠征政策の敗北は、アメリカ国民とイギリス国民の不満をも買っている」と述べた。

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( 翻訳者:渡井さぎり )
( 記事ID:11440 )