イランでもハリポタ・フィーバー
2007年07月22日付 E'temad-e Melli 紙
【エッテマーデ・メッリー】イランの人々も世界に遅れをとることなく、「ハリー・ポッター」シリーズ第7作目『ハリー・ポッターと死の洞窟』を次々に購入した。(訳注:原題は『Harry Potter and the Deathly Hallows (ハリー・ポッターと死の聖人たち)』であり、英語の読み間違いと思われる)
購入者の一部は、土曜日の深夜2時半にヴァリーアスル通りパークウェイ近くのバヤーン・サリース出版社へ向かい、他の購入者は朝の8時半にキャリーム・ハーン通りのチェシュメ出版社へ行き、この本の原書を購入した。
もちろん、この2つの販売場所の客層には違いがある。チェシュメ社はシリーズ愛好者の大人や翻訳者、作家が買いに来たのに対し、バヤーン・サリース社では、ミーラーセ・ハバルの報道によると12歳の少年が一番はじめの購入者になった。
どちらの販売場所でも約120冊が売り場に並べられたが、3万4千トマン(約4448円)という値段にもかかわらず、ほぼ売りきれとなった〔註:イランでの本の値段は、ほぼこの5分の1から10分の1である〕。この本はシリーズ最終作で、何よりも重要なことに、若きハリー・ポッターの運命が明らかにされることになっている。〔事前に内容が漏れることを防ぐため〕配本の安全対策が十分に採られていたが、にもかかわらずインターネット上で本文を公開した者が現れている。
いずれにしろ、〔イランで〕原書が世界と同時に発売されるというようなことは、前年にもあった。この本の高い売上数と若者たちの関心の高さから、翻訳はすでに始められている模様である。
これまでのシリーズ6作品は、現在までに世界の63ヶ国語に翻訳されている。
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( 翻訳者:富山彩 )
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