エジプト首相、銀行改革の成果をアピール
2007年07月20日付 Al-Ahram 紙

■ ナズィーフ首相:「カイロ銀行売却は突然の決定ではない」
■ ガルビーヤ県での水道管敷設について工事業者と契約

2007年07月20日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 アフマド・ナズィーフ首相はこの一年でエジプトの銀行改革プログラムは、公営銀行の負債額を320億エジプトポンドから、わずか100億エジプトポンドに削減することに成功したと強調し、アレクサンドリア銀行の業績も短期間で好転して俸給が50パーセント増になったと指摘した。

 ナズィーフ首相はまた、「カイロ銀行売却の決定は突然なされたものではなく、丸一年のリサーチを経て行われたものである。また公営銀行部門の資産の42%を占めるミスル銀行とアハリー銀行の二行については国有を続ける」と語った。

 首相のこの発言は昨日、ヘルワーン・リーダー養成研究所主催の夏期啓蒙セミナーに参加した大学生との対話の中で出たもので、セミナーにはハーニー・ヒラール高等教育・科学研究大臣(内閣府特命)、軍事生産大臣(内閣府特命)、交通大臣、電気大臣、各大学の学長たちも出席した。

 また、上下水道ホールディング・カンパニーのアブドゥルカウィー・ハリーファ社長は、本紙のアーティフ・ハズィーン記者に対し、ガルビーヤ県の水問題は水道管敷設を新たな工事業者と契約したことによって解決できたと明かした。一方、カフル・シェイフの水問題は2008年の半ばに解決するだろうとのことである。また家庭で浄水フィルターの設置を考えている市民に対しては、ある種のフィルターは水から完全にミネラル分を除去してしまうため、病気の原因になるとして注意を喚起した。

Tweet
シェア


現地の新聞はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:11465 )