次々とモスクが建設されるようになったヨーロッパ、街並みに変化
2007年07月27日付 Yeni Safak 紙

イスラームを信奉する人々は、ヨーロッパで何年もの間、ビルの地下室で礼拝を強いられてきた。しかし今、彼らが建設した数百ものモスクがヨーロッパの景観を変化させている。

アメリカの全国紙、クリスチャン・サイエンス・モニター紙は、ヨーロッパで次第に少なくなっている教会に反比例して、次々と開所されるモスクと聳え立つミナレットが、移民ムスリムの自信になっていると報道した。同紙掲載の記事は、10年前、ドイツで数件のモスクがあるだけだったが、現在、この数は159件に増加、184件のモスクが建設中であることを明らかにし、同様の現象がヨーロッパ全土の主要都市で起こっていることに注目している。同記事では「ヨーロッパ大陸において最も急速に広まっているイスラームが、地下室で過ごした数十年を経て、自らの存在を確立する一方で、都市の建築の外観だけでなく、社会構造をも変化させている」と報道された。

■文化の衝突

クリスチャン・サイエンス・モニター紙は、ムスリムたちの統合のために歓迎されているこのような動きが、一部の人々にはキリスト教文化に対する脅威としてとられていることを指摘した。
同紙のインタビューに答えているドイツ人のある専門家は、受入国の国民が移民を無視することはできなくなると述べ、移民達がドイツの招聘をうけて来たこと、そしてこの移民たちに「地下室でなら礼拝をしてもよい」と言うのは間違いだと話した。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:11497 )