必修の宗教科目、選択制に -アレヴィー信徒のAKP議員
2007年08月02日付 Milliyet 紙

公正発展党(AKP)イスタンブル県選出国会議員レハ・チャムルオール氏は、憲法改正の枠組み内で、必修の宗教科目を選択制に変えることに前向きだと語った。
アレヴィー派出身のAKP議員チャムルオール氏は、トルコが長い間民主的憲法を必要としてきたことを述べ、「1982年憲法(*訳者注)は不可解な条件の下で承認された。この憲法は多くの改正を経てやっと、承認に値するものとなった。しかし極度の悪条件の下で国民に無理矢理受け入れさせた、この欠点だらけの憲法を改正することは、トルコ民主主義の義務となったのだ。」と話した。
チャムルオール氏は必修の宗教科目の選択制移行が議論され始めたことを次のように評価している。
「必修宗教科目は廃止されるべきだと私は考えている。選択科目にすればいい。宗教科目が完全に廃止されることがよい方向だとは思っていない。現代教育が新たな解決策を見出すまで、子供たちの文化・宗教教育は、両親の監督と選択下に置かれるのだ。これは果たして正しい事だろうか?しかしこれより良い策は思い浮かばない。トルコの母親、父親は、子供たちが宗教教育を受けることを望んでいるのだ。」

1982年憲法(*訳者注):現在の憲法のこと。1980年にクーデターを起こした軍部の統制の下で実施された国民投票によって信任された。政治活動や結社の自由が制限されているのが特徴。その後4度にわたり憲法改正が行われ、同制限は緩和されている。

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( 翻訳者:上田悠里 )
( 記事ID:11543 )