拘束された学生たちの母親、エバーディー氏を訪問
2007年08月02日付 Sharq 紙

【政治部】イラン・イスラーム大学卒業生協会(アドヴァール)の事務所で拘束された学生の一人、モハンマドホセイン・メフルザードが昨日午後、司法による保釈の決定を受けて保釈された。《アドヴァール・ニュース》の報道によると、モハンマドホセイン・メフルザードはショマール大学産業工学科の学生で、エヴィーン刑務所で22日間の拘留生活を送った。メフルザードは、保釈の決定が下されたと司法権報道官が報じた6人の学生活動家の中で一番先に保釈された。

一方、《女性クラブ》の報道によると、拘留中の学生の母親らが月曜、弁護士のシーリーン・エバーディー氏を訪問し、自分たちの思いや心配な胸のうちを氏に吐露した。その場には、バハーレ・ヘダーヤトとモハンマド・ハーシェミーの母親が隣り合って座っていた。ティール月18日(西暦7月9日)に団結強化事務所の他の4人のメンバーとともにアミーレ・キャビール大学前で拘束された2人の学生の母親である。

モハンマド・ハーシェミーの母親は、息子の身の上を案じ、息子の安否を確認するための努力が実を結んでいないことを語った。彼女の話に注意深く耳を傾けたシーリーン・エバーディー氏は、「この国で最も優秀と言えるこの子たちが、できるだけ早く家族のもとへ帰れるよう、私は国内全ての司法当局に助けを求めます。この子たちの居るべき場所は、刑務所ではなく、親元であり大学です」と述べ、すぐにこう続けた。「我々はこの学生たちの無実を証明するため、あらゆる手を尽くすつもりです」。

また、《100万人の署名運動》母親委員会のメンバーもこの座に居合わせ、他の母親たちに同情を示した。

女性運動の活動家、アミール・ヤアグーブアリーの母親もまた、この会に出席していた。アミールは20日前、この運動の署名を集めていた際に逮捕され、刑務所に送られた。アミールの母親は息子の無実を訴えたうえで、息子の消息がわからなくなってから数週間になっている、息子との面会と釈放のためなら何でもする覚悟だと話した。

労働運動の活動家であるマンスール・オサールー〔訳注:オサーンルーの誤りと思われる〕の妻、パルヴァーネ・オサールー〔訳注:同じくオサーンルーの誤りと思われる〕も夫の状況がわからないことを訴えた。

会が始まって数分後、アミーレ・キャビール大学前で拘束された別の学生、アフマド・ガッサーバーンとエフサーン・マンスーリーの母親も到着した。この学生たちは刑務所に入って3ヶ月になっており、彼らの母親も心配な胸の内を述べた。シーリーン・エバーディー氏はこう続けた。「母親たちは我が子の権利を絶対に譲らず、我が子の釈放に全力を尽くすでしょう。母親の気持ちというものは他のどんな気持ちにも優るものです」。

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( 翻訳者:渡井さぎり )
( 記事ID:11553 )