アスギャル=オウラーディー、《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》代表に再任
2007年08月04日付 E'temad-e Melli 紙
【エッテマーデ・メッリー】ハビーボッラー・アスギャル=オウラーディーが《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》の代表に再任された。
通常、総会開催後、《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》の中央評議会が理事会のメンバーを選出することになっており、木曜日(8月2日)に開かれた理事会の選挙で、前期の代表を務めていたアスギャル=オウラーディーが、理事会メンバーの合意により同戦線の代表に再選された。
《伝統的原理主義派》を擁する同戦線のメンバーらはまた、技術者イスラーム協会の総書記であるモハンマドレザー・バーホナルを、賛成多数で《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》の副代表に選出した。
《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》のスポークスマンに再任されたセイエド・キャマール・サッジャーディーはメフル通信とのインタビューの中で、「理事会選挙では、代表、副代表ら、そしてスポークスマンに加え、労働者イスラーム協会中央評議会メンバーであるモスタファー・ベイグラルと、《ゼイナブ信奉者協会》〔*〕総書記であるファヒーメ・モハンマドザーデが、それぞれ《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》の第1秘書、第2秘書に選出された」と述べた。
〔*訳注:「ゼイナブ」とは、第3代イマーム・ホセインの妹の名前で、カルバラーでのホセインら一族郎党の虐殺の悲劇を後世に伝えたとされる人物。イラン・イラク戦争中は、銃後の守りに動員された女性たちにとって理想の女性像を提供する人物として活用された。彼女の墓廟はシリアにあり、イランから多くの参詣者を集めている〕
同スポークスマンはさらに、「《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》の中央評議会は、毎週定期的に、メンバーが属する政党や組織の総書記らの出席の下、アスギャル=オウラーディーを議長とする会議を開催する予定だ。もし特別な問題が存在する場合には、臨時会議を設置することもあるだろう」と語った。
《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》のスポークスマンは、これまでの会議で提起されてきた問題として、特に選挙〔*〕に関する議論を挙げ、原理主義派の選挙活動に関する深刻な問題はこれまでなかったと述べつつ、次のように指摘した。「同戦線の結束のための努力は絶え間なく続けられている。《原理主義派統一戦線》のメンバーの二人(サドル氏とバーダームチヤーン氏)は、統一戦線での自らの活動について、《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》にたびたび報告を行っており、この政治グループも次回選挙に向けて望ましい役割を担うであろう」。
〔*訳注:来年前半には、国会選挙が予定されている〕
この原理主義派の政治活動家はまた、「各州で〔選挙用の〕統一リストを作成する際の意志決定の仕組みはすでに固まっている。テヘラン・モデルを元に、その他各州における仕組み作りが行われてきた」と述べた。
サッジャーディー氏は、《原理主義派統一戦線》に対して策定された役割・活動計画を評価しつつ、「同戦線は、選挙において特別な力を有している。同戦線の方策により、しばしばメディアが煽り立てている〔原理主義派間の〕対立の芽を摘むことも容易に可能となろう」と述べた。
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( 翻訳者:柴田愛子 )
( 記事ID:11601 )