運転手が見つけられず救急車を盗んだ
2007年08月07日付 Milliyet 紙

バルケスィル国立病院に負傷者として連れてこられた人の親族たちが、「運転手を見つけられなかったこと」を理由に病院の救急車を盗んだことが明らかにされた。

AA特派員が得た情報によると、バルケスィルのエルデク郡で起こった事件で武器で負傷したユルマズ・ジェイハン(27)は、親族によって連れてこられたバンドゥルマ・カプダー国立病院からバルケスィル国立病院に送られた。明け方運びこまれた病院で最初の治療を受けたジェイハンは、さらに、ウルダー大学医学部病院に送られることになった。しかし、当直の医師たちによって移送の手続きがなされている最中、病院が救急車の運転手が見つけられないでいることを聞き知った負傷者の親族は、ジェイハンを一刻も早くウルダー大学医学部病院に送ってほしいと主張し、職員と口論を始めた。

 このとき、当直の運転手が見つかり、救急車が救急施設前に持ってこられた。負傷者を乗せた救急車の運転手フィクレト・アタクが救急車から降りて移送用紙を受け取るために緊急施設に来たとき、負傷者の親族の1人が、エンジンのかかった救急車のハンドルをにぎり、救急車を盗んだ。病院職員の通報をうけ出動した警察隊は、救急車をバルケスィル-ブルサ国道10kmのところで停止させた。警察は送付用紙をバルケスィル国立病院から持ってこさせ、当直運転手の運転で救急車が目的地に向かうことを許した。負傷者の親族については、公共財産窃盗罪で取調べが行われるとのことである。

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( 翻訳者:津田知子 )
( 記事ID:11748 )