ラマダーン月の需要増に備え、政府が食品製造各社と価格抑制で合意
2007年08月25日付 Al-Ahram 紙

■ 政府が大手製造業者、食料輸入業者らと生活必需品の価格抑制で合意
■ ラマダーン月における国民の需要を上回る基本物資の備蓄を実現

2007年08月25日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【カイロ:マフムード・ディヤーブ】

 ラシード・ムハンマド・ラシード通商産業相は、ラマダーン月と断食明けの祭の期間の国民需要を上回る量の生活必需品のストックを十分に確保できたと公表し、産業通商省が大手製造業者、食料輸入業者、食品製造会議所の代表者、食品製造ホールディング、養鶏業者総連合と、この期間における市場価格抑制にむけた広範な交渉を行なったと指摘した。なおこれは、今年は特にラマダーン月が新学期と重なるため、低所得者にも手の届く価格で物資が供給されるよう、ムバーラク大統領が政府に出した指示に従った措置である。

 ラシード通商産業相はまた、こうした会合を通してあらゆる種類の鶏肉を十分に確保し、消費者組合の全支部で生きた鶏は1キログラム当たり6.75ポンド、冷凍鶏肉は1キログラム当たり11.50ポンド(消費者価格では1キログラム当たり12ポンド)で提供することで合意したことを確認した。

また大臣は、乳製品原料の国際価格が50パーセント、国産乳製品の価格も25パーセント上昇しているにもかかわらず、ラマダーン月にはあらゆる種類の牛乳、ヨーグルトやチーズの価格を抑制することで乳製品業者とも合意したと発表した。同様に食用油やマーガリン業者とも、国際市場における原料価格が25パーセント上昇しているにもかかわらず、製品価格を現在からラマダーン月と断食明けの祭の期間にかけて抑制することで合意したと明言した。

(後略)

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( 翻訳者:新谷美央 )
( 記事ID:11783 )