エジプト首相、パンの現行価格維持を発表
2007年09月03日付 Al-Ahram 紙

■ ナズィーフ首相:「パンへの補助金を増額し、現行価格を維持する」
■ カフル・シェイフとダミエッタに石油化学コンビナートを建設

2007年09月03日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 アフマド・ナズィーフ首相は今週中に閣議を開き、現行価格を維持するためにパンへの事前補助金の増額を検討し、世界市場での小麦価格の大幅な値上がりにもかかわらず庶民の購買力を高めると発表した。

 この発表は首相の視察旅行後になされたもので、旅行中に首相はレーダー塔や国際コンテナ・ステーションの建設、17本ある桟橋のサービス改善などを含むアレキサンドリア港とダヒーラ港の改善事業を視察した。

 同様に首相は、3億2200万エジプト・ポンドを投じたヌバリヤ運河の閘門リニューアル事業と、予算9000万エジプト・ポンドを要するカイローアレキサンドリア間の河川航路、全長220キロメートルの改善事業の契約調印式に臨んだ。また首相はある民間企業がダヒーラ港に有する穀物倉庫の第3期増設計画の着工式にも出席、15万トン級の穀物倉庫を新たに建設することで、全庫合わせるとその貯蔵能力は年間50万トンにもなる。この一方で首相は、面積3500フェダーンの石油化学コンビナートをカフル・シェイフ県に建設することに合意した。

 またムハンマド・ルトゥフィ・マンスール運輸大臣は明日、ダミエッタ港での石油化学コンビナートの着工式に参加する。投資規模は7億5000万ドルで、ダミエットや他県の人々に1万件の雇用機会を生み出すことになる

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( 翻訳者:小林洋子 )
( 記事ID:11838 )