ハーレ・エスファンディヤーリー、イランを出国
2007年09月04日付 E'temad-e Melli 紙

テヘラン一般・革命検察庁治安次官のハッダード裁判官は、ハーレ・エスファンディヤーリーの事件を審理する裁判官が彼女の出国禁止解除請求に同意したと報じた。

ハッダード裁判官はISNA(イラン学生通信)との談話でこう明かしたうえで、「ハーレ・エスファンディヤーリーから出国禁止解除の請求を受け、彼女の事件を審理する裁判官はこの請求を認めた」と述べた。

さらに同裁判官は、「裁判官の命令で釈放された被告、及び保釈金を納めた被告は裁判が開かれるまで国を出ることもできる。ハーレ・エスファンディヤーリーの出国禁止解除についても、彼女の出国を禁止する理由がないことから、裁判官の意見に基づいて実現した」と述べた。

ハーレ・エスファンディヤーリーの弁護人の一人、アブドルファターフ・ソルターニーによれば、彼女は日曜夜イランを出国した。同じく彼女の弁護人の一人、モハンマド・セイフザーデも、自分の依頼人が出国したことを認めたうえで、「法律に基づき、エスファンディヤーリー氏は保釈金を納めた後に出国できたが、事件の予審判事にいつ出頭を命じられても、彼女自身か弁護人が答弁のために出頭しなければならない」と述べた。

ある司法消息筋はファールス通信に対し、ハーレ・エスファンディヤーリーの拘束命令が3億トマーン〔約3900万円〕の保釈金命令となり、彼女がこの数週間に刑務所を出たことについて、「エスファンディヤーリーの出獄禁止命令の解除は、本件の予審判事が調査を完了させ、さらなる調査が必要とあらばいつでも、被告を世界のどこからでも検察庁に出頭させることができ、もちろん、必要な場合に被告が検察庁に出頭しなかった場合、彼女の保証金は没収される、という意味だ」と語った。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:11910 )