エディルネにある歴史的なモスク、セリミイェ・ジャーミィのミナレット(尖塔)を見学しようとやってきた大学生フェルハト・ドアンは、電気を消されたために15メートルの高さのミナレットのバルコニーに2時間閉じ込められた。
トラキア大学文理学部美術史学科3年に在籍する24歳のフェルハト・ドアンは、関係者から許可をもらってセリミイェ・ジャーミィのミナレットにのぼり、見学し始めた。しばらくした後でジャーミィの管理人がミナレットにのぼったフェルハトのことを忘れ、ミナレットへの階段を照らしていた照明を消してしまった。照明が消されて真っ暗になったミナレットに取り残されたフェルハト・ドアンは、少し待った後、酸素が薄くなったためミナレットのバルコニーに出て助けを求めた。ミナレットにしばらくの間閉じ込められたフェルハト・ドアンは、彼の声を聞きつけたジャーミィの管理人が再び電気をつけてくれたおかげで、下へ降りることができた。
ジャーミィのミナレットへのぼってすぐ電気が消され、真っ暗の中取り残されたと説明したフェルハト・ドアンは、「僕は美術史学科の学生ですので、セリミイェ・ジャーミィをしばらく見学し調査した後、ミナレットへのぼってみようと思いました。階段をのぼっていると電気が消され、真っ暗な中に取り残されました。2時間くらいミナレットで待っていると息がしづらくなり始めたのでミナレットのバルコニーから出て助けを呼びました。電気がついたので降りました。この2時間の間とてもこわかったです」と話した。
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( 翻訳者:小野寺香織 )
( 記事ID:11945 )