■ ナズィーフ首相:「エジプトは2020年には先進国に仲間入りする」
■ 欧州中央銀行の協力でエジプトの銀行制度を近代化
2007年09月10日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ミラノ:イサーム・アブドゥルカリーム】
経済改革計画を完了させ、世界経済との統合を果たすことで、エジプトは2020年には先進国の仲間入りを果たし、アフリカの経済大国になるだろうとアフマド・ナズィーフ首相が言明した。
イタリアの次世代を担う若手指導者らとの会合の場でナズィーフ首相は、年間成長率が7パーセントに達し、海外からの投資規模も110億ドルを超え、スエズ運河の通行料、在外エジプト人からの送金、観光業など、確かな経済実績をここ数年で達成したエジプトにとって、この目標の実現は難しいことではないと述べた。イタリアのアブルッツィ経済フォーラムにあわせて開かれたこの会合で同首相はまた、エジプト政府は上下水道プロジェクトの実施および教育・保健サービスの改善を急ピッチで進めていると強調した。
さらにナズィーフ首相は欧州中央銀行頭取と会談し、エジプトの銀行制度の近代化に向けた支援や、サービス向上のための様々な開発・投資プロジェクトへの融資について協議した。
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( 翻訳者:泉千尋 )
( 記事ID:11947 )