フェトフッラー・ギュレン関係組織企画のイフタールに駐米大使参加
2007年09月21日付 Radikal 紙
フェトフッラー・ギュレン氏が名誉会長を務め、本部をワシントンD.Cに構え、異なる宗教および異文化間の対話を推進するルーミー・フォーラムは、アメリカ議会においてイフタール(断食明けの夕食会)を催した。
食事会にはナビ・シェンソイ在ワシントン・トルコ大使、イスラム諸国会議機構エクメレッディン・イフサンオール事務総長、トルコ・アルメニア教会総主教メスロブ・ムタフヤン二世、アメリカ合衆国ギリシャ正教会デメトリアス大主教、公正発展党議員、イスラム諸国の大使、アメリカ下院初のムスリム議員で民主党選出のキース・エリソン、そしてローマカトリックの司祭で、アメリカ下院専属の聖職者(チャプレン)であるダニエル・カフリンといった多くの議会メンバーが参加した。
■ムタフヤン総主教「常に威嚇がある」
「アルメニア人虐殺」論を支持する下院議長ナンシー・ペロスィの私設秘書メルセデス・セラム氏も、同夕食会へ参加した。夕食会では、ギュレン氏の映像とマフズン・クルムズギュル氏の和解メッセージのクリップも放映された。
夕食会に参加したトルコ・アルメニア教会総主教メスロブ・ムタフャン二世は、前日ジョージタウン大学で、開催予定の講演が治安上の理由から中止になった可能性があるということを述べ、「アメリカでは威嚇など受けたことはなかったが、トルコでは常に受けている」と話した。同総主教の講演は、アメリカのアルメニア人圧力団体によって妨げられたことが明らかとなった。
ルーミー・フォーラムは昨年にもアメリカでイフタールを催しており、アメリカ国外にいたシェンソイ在ワシントン・トルコ大使の代わりに外務省のブラク・アクチャパル氏が参加していた。ルーミー・フォーラムは2007年3月13日にタイイプ・エルドアン首相に対して2007年文明間対話賞を授与している。エルドアン首相の賞をエゲメン・バウシュ外交顧問が代理として受け取った。
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( 翻訳者:岩根匡宏 )
( 記事ID:11973 )