エルドアン首相、まずユダヤ関係者、その後アフマディネジャード大統領と会談
2007年09月27日付 Milliyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、合衆国下院でイランと取引を行う国際企業への制裁適用に向けた決議が出た日に、イランのマフムード・アフマディネジャード大統領と面会した。エルドアン首相は、アメリカにおけるユダヤ人ロビーの代表的なメンバーとも会談し、アルメニア人虐殺問題がアメリカ議会で承認されることのないよう支援を求めた。国連ビルでのアフメディネジャード大統領との面会後は会見を行わなかったが、トルコとイランのエネルギー問題に関する合意やイランの核計画、イラク問題などが話し合われたという。
エルドアン首相は、アフマディネジャード大統領と面会する1時間前に、アメリカのユダヤ人社会を代表する団体の代表者ら20人と一堂に会した。首相は彼らに対し、アルメニア人虐殺問題のアメリカ議会における承認・法制化に向けたアルメニア人ロビーの活動を防ぐため、トルコへの支援を要請した。
アルメニア人虐殺問題に何の根拠もないことを主張するエルドアン首相は、この会談で、トルコがアルメニアに対して行った「問題調査のための合同歴史委員会の設置」という提案に、未だなんの回答も得られていないと述べたという。
エルドアン首相のこういった要望に対し、ユダヤ人社会の代表者らは「われわれはトルコの同胞であり、必要とあればいつでも支援する」との反応を示した。またイスラエル・ユダヤ人問題に対するイラン指導者アフマディネジャード大統領の見解に不快感を抱いていることも伝えたという。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:12023 )