ババジャン外相、EU拡大担当レーンに「新硬貨」の件で苦言
2007年09月28日付 Yeni Safak 紙
第62回国連総会で二国間協議を続けている外相兼EU加盟交渉担当のアリ・ババジャン氏はEU拡大担当のオッリ・レーン氏とトルコセンターで対談した。ババジャン外相は新硬貨の図柄の地図でトルコが消されたことに遺憾の意を表明した。
ババジャン外相はレーン氏へ「このようなことがトルコのEU加盟交渉中に生じたことの説明は困難だ」と非難した。
外務省幹部らの情報によると、会談でレーン氏はババジャン氏自身と氏が所属する公正発展党が選挙で勝利し、ババジャン氏が外相に抜擢されたことを祝った。
レーン氏はトルコのEU加盟交渉は進んではいるが、プロセスの進行に支障を来たさぬよう、必要な改革を早急に行うべきだと述べた。
■新憲法にコペンハーゲン基準
ババジャン氏もトルコ大国民議会でEU加盟プロセスに向けた改革を急ぐことを明言し、作成中の新憲法草案について、「新憲法はコペンハーゲン基準に適合した形で準備されている」と明かした。
レーン氏は外相兼EU加盟交渉担当のアリ・ババジャン氏とのトルコセンターでの会談の後、外で待機していたトルコの記者らの質問にも答えた。トルコとEUの関係について最新情報を聞かれると、「トルコとEUは共に政治的困難からの脱出に成功した。トルコのEU加盟プロセスに新たにパワーを注ぐ時が来た。改革が短期間で実現するよう望む」と答えた。
現地の新聞はこちら
( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:12033 )