ヤズジュオール国務大臣「トルコのモスクは多すぎる」
2007年10月04日付 Milliyet 紙
宗務庁担当の国務大臣、サイド・ヤズジュオール氏は、トルコでモスクが無節操に建設されていることを明らかにし、次のように述べた。
「ひとつのところにモスクがあるのに、同じところに二つ目のモスクを建設することは浪費の原因となります。我々は、優先順位の高いところに眼を向ける必要があるのです。優先順位がモスクであるならモスク、学校であるなら学校、保健所であるのであれば保健所をつくるべきです」
「モスク・宗務官週間」のため、トルコ大国民議会総会で議題と離れて発言の許可を得たスィノプ県選出の公正発展党議員、アブドゥッラフマーン・ドドゥルガル氏は、宗教は皆がもつ共通の価値であると述べ、トルコ各地にいる宗務官たちの宿舎の必要性に応える必要があると述べた。
■「学校が必要なら学校、モスクが必要ならモスク」
ドドゥルガル氏に返答するために発言の許可を求めたヤズジュオール国務大臣は、モスクが一般的な水準で建築様式に適したかたちで、そしてもっとまとまったかたちで建設されるよう、宗務庁が動いていることを述べた。同大臣は、モスク建設を望む慈善家の人々には、モスクの型を示した図面が提供されていることを明らかにし、次のように続けた。
「モスク建設では一部で基準を求める必要があります。時々、モスクが無駄に建設されている状態を目にします。ある場所にモスクがあるのに、同じ場所に2つ目のモスクを建設することは浪費の原因になります。この問題について宗務官やムフティーは、モスク建設を希望する人々に警告して、任務を果たしています。我々は、優先順位が高いところに眼を向ける必要があります。それがモスクであるのであればモスク、学校であるのならば学校、保健所であるのであれば保健所を建設すべきなのです」
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( 翻訳者:山下王世 )
( 記事ID:12075 )