無節操に休日を増やしてはならない:国会議員らが批判
2007年10月03日付 Hamshahri 紙

【社会部】昨年政府が、ファジル10日間〔2月11日のイスラーム革命記念日に至る10日間の前夜祭〕、及びフェトル祭〔断食明けの祝祭〕の祝日追加を何の前触れもなく発表したことに引き続き、政府は今年もフェトル祭の祝日を3日から5日にする案を提起している。これに対し、国会議員らからは反発する声が相次いでいる。

 社会・文化問題の専門家らは、現在のイランの休日数は他国に比べてきわめて多く、国が労働と国家建設、生産性の向上を必要としている状況下で休日数を増やし、労働を怠ることは、国の発展計画に背反する政策であると強調している。

 その一方で国会議員らは、特別な機会に休日を追加し、定着させるためには国会の承認が必要であり、政府が国会の承認なく勝手に休日の増減に手をつけることはできないと主張している。

 ファールス通信の報道によると、国会の社会委員会のモハンマド・バーゲル・バフラーミー委員長は、現在の我が国の休日数は多すぎると指摘している。「休日が多いことは、経済的にも社会的にも、我が国にとって間違いなく害となる」。

 その一方で同委員長は、「国会は休日を減らす方向で何か行動を起こしているのか」との質問には、「そのような動きは特にない」と述べている。同委員長はさらに、「休日をめぐる議論には多くの側面があり、きわめて重要な問題である。実際、それ自体で議論できるような問題ではない」と述べた。

〔中略〕

 休日を増やすためには国会の承認が必要

 他方、ムーサーアッレザー・サルヴァティー議員は「フェトル祭に休日を恒久的に増やすためには、国会の承認が必要だ」と指摘している。同議員はまた、「我が国の休日数は過多であり、減らすことが望ましい」と述べている。

 サルヴァティー議員は我が国の生産性の低さを指摘した上で、「生産性の向上のために努力すべきだ。そのためには、休日数を減らすことも方法の一つだ」と語る。

 フェトル祭の休日について、サルヴァティー議員は「昨年、一部の国会議員はフェトル祭の休日数を3日にする法案を提出した。しかしこの法案は社会委員会の反対に遭ったという経緯がある」と述べる。同議員は、国会の社会委員会はある限られた条件でフェトル祭の休日数を2日にすることには賛成していると指摘した上で、次のように続けた。「現在我が国の休日数は29日から31日であるが、国会社会委員会は休日数を5日減らすならば、フェトル祭の休日を2日にしてもよいとの見解を、法案の中で提起している」。

 国会の社会委員会の委員を務める同議員はさらに、「この法案は国会社会委員会で了承され、すでに国会公開本会議に提出済みである。ただ、まだ本会議の議題にはのぼっていない」と付け加えた。

 サルヴァティー議員はまた、休日の合間について、「国会決議によれば、政府は一年間に一日だけ、休日の合間の日を休日に指定することができる」と指摘した。

休日の見直しが必要

 国会文化委員会のラーレ・エフテハーリー委員も、国の休日数については専門的な作業が必要だとの見方を示す。「国の休日については見直しが必要だ」。同議員はこのように語った上で、「国の休日数が多いか少ないかを決めるためには、専門的な作業が必要だ」と指摘している。

〔後略〕

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:12095 )