ババジャン外相、イスラエルによるシリア攻撃への許可を否定
2007年10月08日付 Radikal 紙

アリ・ババジャン外相は、11月にイスタンブルで行われるイラク会議に広く参加を呼びかけるために中東外遊に出発し、まず9月6日にトルコ経由で飛行したイスラエルの戦闘機によって攻撃を受けたシリアを、その後イスラエルを訪問した。ババジャン外相はダマスカスにおいて、トルコ経由でのイスラエルによるシリア攻撃に許可を行わないことを保障した。またイスラエルにおけるシリア攻撃に関する発表を待っていることも述べた。

昨日7日、ババジャン外相は、シリア共和国のバッシャール・アサド大統領に、アブドゥッラー・ギュル大統領からのアンカラへの招待状を含む書状を渡し、短時日で返答するという回答を得た。アサド大統領が、ギュル大統領の書簡を注意深く読んだ後、記者たちは広間から出された。1時間に及ぶ会見後の公式会見には、ババジャン外相とワリド・アル・ムアッリムシリア外相が現れた。ババジャン外相は、イスラエル戦闘機が燃料タンクをトルコの領土に投じたことに触れ、参謀総長が政府からの許可なく、イスラエルに許可を与えていたとささやかれていることに関して、メディアの報道を驚きをもって見守っていると明らかにし、次のように述べた。

「トルコの領土もしくは領空が、友人であり、兄弟であるシリアに対し使われることに許可を与えることはできない。」ムアッリム外相も、「トルコが、シリアの安全を脅かす活動に許可を与えることはありえない。私たちはひとつで、誰も攻撃をしかけない」と反応を示した。ババジャン外相は、「アメリカが1-2ヶ月以内に中東和平会議を行おうと努めているとの質問に対し、「シリアに関係のある話題も議題にされなければならない」と述べた。

■ダマスカスの近くに墜落した不思議な飛行機

その一方で、昨日7日、未確認の飛行機がダマスカス郊外に落ち、3人が亡くなったというニュース周辺には不可解な謎がおおっている。AFPが、軍事教育用の飛行機がオリーブ畑に墜落し、残骸がすばやく回収されたと伝える中、ダマスカスは沈黙を保った。

(後略)

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( 翻訳者:山本裕一 )
( 記事ID:12106 )