シャーヒン法相、「アフガニスタンで米国は何をしているのだ?」 -ブッシュ大統領の発言に反発
2007年10月19日付 Milliyet 紙

イラク北部で軍事作戦を実施するという政府案をトルコ議会が承認したことを受け、ブッシュ米大統領が「さらなる派兵はすべきでない。トルコの利益にならない」と述べたことに対し、メフメト・アリ・シャーヒン法相がアフガニスタンを例に出し反論した。

同法相は次のように述べた。「派兵についてトルコを非難する者がいるが、彼らはアフガニスタンで何を見つけようとしているのか説明すべきだ。(世界貿易センタービル)ツイン・タワーが破壊されて以降アフガニスタンに然るべき権利、権力をもって進んだはずだが、トルコもその国際法規に従っている。」「テロの現実に向き合おうとせず、テロが何かもわからぬまま、人権を持ち出して大口をたたく者には、トルコに来て状況を見ていただきたい。」

■口を挟む権利はない

メフメト・アリ・シャーヒン法相はブッシュ米大統領の発言に対し次のように反論した。

「第一に、トルコは独立した国家だ。自国に関わる決定は自分たちで下す。すべての行動も、法の範囲内で行ってきた。昨日(18日)トルコ議会が承認した軍事作戦も、もちろん国際法規の範囲内で行われることが求められており、これに従えば当然国際法規も遵守されることになる。それでも今回の問題について我々を非難する者がいるが、彼らはアフガニスタンで何を見つけようとしているのか説明すべきだ。(世界貿易センタービル)ツイン・タワー破壊の責任をアフガニスタンの一部の組織と結びつけた者たちは、然るべき権利、権力をもってアフガニスタンに進んだはずだが、トルコもその国際規範に従っている。したがって、他の者が口を挟む権利はない。」

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:12201 )