PKKテロへの怒り、トルコ全国で拡大
2007年10月23日付 Milliyet 紙

ハッキャーリのダールジャにおいてトルコ兵12人がPKKの犠牲になったことで、東部および南東部を含めトルコ中のすべての都市でPKKに対する大規模な抗議デモが行われた。デモでは参加者は、皆同胞であることを強調し、それが嘘にならないことを切望した。

・アイドゥン県ナズィッリでは約5万人が3時間行進し、テロへの抗議を行った。
・カラビュクでは「心を一つに、力を一つに」といったスローガンを掲げた集会で、およそ2万5千人がテロ組織PKKを非難した。
・カスタモヌでは12人の殉職者に対し、12時12分に12分間の黙とうをささげた。カスタモヌ・共和国広場に集まったおよそ5千人はテロを糾弾した。
・マニサのサリフリでは「われらはみなトルコ、われらはみな兵士、われらはみなトルコ軍の兵士である」という名のもとに集会が行われ、約2万人が参加した。
・カイセリ・エルジエス大学では1万人の学生がテロに抗議し、テロ犠牲者を追悼する行進をおこなった。
・ハタイのレイハンル・リセでは、5千人が参加したデモ行進でテロに抗議した。行進には殉職者の家族も亡くなった息子らの写真を抱きながら参加した。
・アクサライ大学が執り行ったデモでも、テロ組織は糾弾された。デモ行進には約5千人の学生が参加した。
・ハッキャーリで殉職した12人の中の一人であるアブドゥッラフマーン・ドーアンの故郷であるアドゥヤマンで、2千人が参加した抗議デモが行われた。デモ行進の中、一部が民主市民党(DTP) の県本部を襲撃しようとしたが、警官らにより阻止された。
・カッパドキアでは観光客用の遊覧気球の籠の部分に、トルコ国旗と弔旗が取り付けられ、テロ事件を非難した。

■「兵士になりたい」

・コジャエリではフォード自動車工場で働く1500人の労働者が朝の交替時に追悼行進を行った。行進には一般の人々も参加した。5千人程の学生も、バスに乗らず、町の中心部まで7キロほど歩き、テロ攻撃を非難した。
・ニーデでもテロに反対するデモ行進が、昨日も続いた。2千人の学生がデモ行進を行った。
・ヨズガト・ボゾク大学の学生が行ったデモ行進に、一般市民も参加した。約5千人がまとまって軍支部の前に行き、「兵士になりたい」と叫んだ。
・ムーラでは手にトルコ国旗をもち、アイリン・カラジャ交差点に集まったおよそ5千人がアタテュルク記念碑まで行進した。
・ボドルムのドルムシュの運転手らは、15キロメートルをクラクションを鳴らしながら、テロへの抗議の態度を示した。
・アランヤでは数百人のリセの学生がアタテュルク記念碑まで行進した。
・エスキシェヒルでは2万人、カフラマンマラシュでは2万人、エルズルムで1万人、エルズィンジャンで8千人、リゼで8千人、メルスィン・シリフケで1万人がテロに抗議するデモを行った。北キプロス・トルコ共和国でも何千人もの人が抗議デモを行った。

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( 翻訳者:石丸由美 )
( 記事ID:12230 )